ファイナンシャル的に気になる記事 (PER上昇一服?)

10日の日経のマーケット総合欄に「平均PERの上昇一服 日本株、割高感薄らぐ」との記事。株式投資の指標の話ですね。FPの学習では「金融資産運用」に出てきます。


この、株式投資関係のいろいろな指標がまったく頭に入らない。
でも、試験では必ず出るところ。

そうは言っても、
配当利回り=1株当たり配当金÷株価
あたりならば、「配当の利回り」なのだから、株をいくらで買って、どれだけの配当をもらえるか、という指標だな、
ということで何とか覚えられるのですが。

でも、
PER=株価÷1株当たり当期純利益
とか、
PBR=株価÷1株当たり純資産
とか、
POE=当期純利益÷自己資本(期首・期末平均)
なんてことを、覚えろといわれても、そりゃあ、無理ってもんです。

でも、必ず出るんだよな。

で、これは試験直前まで手を付けず、直前に覚えることにしました。
さらに、「PBR」とか「PER」といった略語で覚えるのではなく、
PER・・・Price Earnings Ratio・・・株価と「もうけ」の率だから、株価収益率!
PBR・・・Price Book-value Ratio・・・株価とBook-valueすなわち帳簿上の価値だから「純資産」!なので、株価純資産倍率!
ROE・・・Return on Equity・・・Equityに対するReturnだから「自己資本に対する見返り」、だから、自己資本比率!
ってな感じで、もとの言葉に還元したならなんとか覚えられるだろう、という作戦で。

予想どおりに2級の実技試験でこれは出てきまして(当たり前だ。)、幸い、この作戦は成功し、ここのところは間違えずに解けました。(参照 http://pu-u-san.at.webry.info/201101/article_50.html


でもなぁ、こういう知識って、実際にそれを使って投資ししてみて、実際に株価がどうなるのか、あるいは配当がどうなるのか、ということを実感してみないと、身に付かないと思うんです。
すなわち、「畳の上の水練」では、表面的な「知識」は得られるけれど、それではたぶん絶対に役に立つものにはならないはず。

・・・なんてことを思いながら、記事を読んでみる。

こういう記事に目を通す人って、「その筋」の人たちばかりだと思うので、いちいち解説する必要はないようにも思うけれど、一応、記事ではPERの解説が書いてある。
「PERは株価を1株当たり純利益で割って計算し、株価が利益の何倍に当たるかを示す。株価が一定で純利益が上方修正されるとPERは低下する。逆に純利益が変わらず株価だけ上昇するとPERは上昇する。」
結局、これって、「今と同じ利益があと何回続けば今の株価と同じになるのか?」という指標なのだから、これが高いということは株価が割高ということだし、低ければ割安ということなのですね。
そして、記事によると、次のような動きがあるとのこと。
日経平均PER 16.63倍(6か月ぶりの水準)
トヨタ     25.8倍
日立製作所    9倍台

ううううううむ。

こんな数字を見ても、何のことやら。割高なのか割安なのか。全然わからないぞ。「高い」と「低い」の判断基準というか目安がFPのテキストには書かれていないからなぁ。
つまり、甲社と乙社の指標を比べて、どちらが割高なのかを判断することはできるのだけれど(相対的判断)、さらに踏み込んで、「今なら甲はお買い得ですよ。」という情報を得ることができないのです(絶対的判断)。こんな知識では何の役にも立たないではないか。上場株全部の指標を計算してそれを見比べて、「おおおっ!これが割安だな!」と思え、とでもいうことなのでしょうか!
(とは言え、個別銘柄の推奨みたいなことを業として行うためには、金融商品取引法による登録などが必要なはずで、FP資格なるものは何の役にも立ちません。だから、FPの学習では実際に役に立つことまでわからなくて良い、という整理なのかもしれません。)

だいいち、記事に引用されているグラフを見ても、「上昇一服」とは読めないし、それに、トヨタのPERは一日で34.3倍→25.8倍と大きく動いたらしく、そんな、一日で大幅に振れるような指標をもとに勝負をするなんて・・・・

などといろいろ思うと、やはり、素人は株に手を出してはいけない、と率直に感じる記事でありました。
(たぶん、日経としては、「割高感薄らぐ」と強調することにより、個人投資家を引きつけたいんでしょうけどね。)

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