古谷一行主演「本陣殺人事件」 第1回を見た感想

注 いろいろ書くけれど、決して、殺人そのものが好きなのではないよ。あくまでも推理小説というフィクションとして楽しんでいるに過ぎないので、誤解のないようにね。



BSフジで、古谷一行が金田一耕助を演じる横溝正史シリーズを放送しているのです。もともとはTBS系で放送していたもので、それがどうしてBSフジで再放送されているのかは、知らない。きっと、ややこしい、大人の事情があるのでしょう。


それはともかく、先週まで「犬神家の一族」をやっていて、今週からは、金田一耕助が登場する最初の作品であり、戦後推理小説復興の象徴的傑作でもある「本陣殺人事件」なのです。
ちなみに、ドラマの予告編
http://www.youtube.com/watch?v=jQ7TlmsntAY

録画しておいて、毎朝、出勤する前の着替え時間を利用するとかして少しずつ見ているのだけれど。


あああああああ


すばらしい。
やはり、横溝正史は天才だ。


本陣の一柳家の婚礼(新郎は佐藤慶、新婦は真木洋子)後、新婚初夜の二人が離れで死体となって発見される。雪が降ったため、離れは密室を構成。
婚礼前後に怪しい三本指の男が屋敷の周りをうろつき、しかも、脅迫文を新郎に渡してきたことも判明。

さあ、金田一耕助はこの謎をどう解く?

ってな内容なわけだが、ああああああ。
ネタバレをせず、かつ、ウソでないように書くのって、やっぱり、かなりしんどい。
上に書いたのだって、何とかギリギリセーフなのではないかと思うのだけれど、


この作品のメイントリックは、まあ、何ですな。大胆ではあるが、大胆すぎてちょっと・・・・
しかし、それを彩る小技がすばらしい。
「三本指」とかをはじめとして、推理小説好みが喜びそうな小道具がいっぱい。
しかも、舞台が「和」だというのがすごい。
本作品が「全人類必読の名作。」という、綾辻行人のコメントは言い過ぎだとは思うのだけれど、でも、「「和」の密室」というコンセプトの作品を日本人が作りだしたということは、世界に誇れることのようにも思うのです。


そして、あの琴の音が。

この曲って、30年間、かもちゃんの頭の中に流れている曲なのです。
ときどき、これが頭の中で鳴るんだよなあ。

記憶していたのとは、少し違うような気もするのだが。


ひとつ、苦言を。
何と呼ぶのだろう、ドラマからCMに切り替わる時に「本陣殺人事件」という文字が出てくるのだが、その時流れる映像があるのです。
あれは、ちょっと・・・・・
ネタバレそのものじゃないの!

あのような映像を流して平然としていられるというのは、原作に対する、そして、推理小説全体に対する、許されざる冒涜だと思うのです。
あれは、いけない。


ちなみに、映画版(金田一耕助役は中尾彬(!))の予告編は、もっとひどい!
これね↓ちなみに、この予告編、「完璧」の文字が間違ってます。
http://www.youtube.com/watch?v=ua1rGpJdPIs
どうして、横溝正史はこんな予告編を出して恥じない連中に映画化を許してしまったのだろう。

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