「食の安全」を舞台にした力作。ややこしすぎるが。 ~ 「連鎖」 真保裕一 著 読書感想文

原発事故をきっかけに、「食の安全」についての関心が高まっているけれど、かつて、ソ連(当時)のチェルノブイリで原発事故が起きた時にも、多くの国民が不安を抱いたわけです。
その問題を舞台にしたミステリーが本作「連鎖」。
人気作家真保裕一のデビュー作であり、江戸川乱歩賞受賞。
いわゆる「小役人シリーズ」でもありますな。

http://www.amazon.co.jp/%E9%80%A3%E9%8E%96-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%9C%9F%E4%BF%9D-%E8%A3%95%E4%B8%80/dp/4061857193/ref=ntt_at_ep_dpt_2

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さて、本作に登場する小役人は、食の安全の番人である、厚生省(当時)の検疫所の職員。
輸入食品の安全性のチェックをしているわけです。
そこに、農薬汚染やら放射能汚染やらの問題が次々に襲いかかるわけで。

正直言って、全体の話、特に、放射能汚染食品の検査を利用する話のくだりははややこしすぎて、理解できていません。
そのことを含め、全体として、、もっとすっきりした話にならないものか、と。(それは無理な注文だとわかるのだが。)

主人公と絡むヒロインっぽいのが二人いて、これはあまり気に入らない。
あちこちで、どっちなんだ!と、突っ込みを入れたくなるのです。
やっぱり、ヒロインは一人でないとね。


そして、メイントリックは・・・
うううううううむ。
これは、まるで、ガリレオ先生が解決したみたいな話だなあ(笑)。
この手の、機械系トリックはあまり好きではない。
なので、どうしても、評価が辛くなってしまうのだが。


全体として、いかにも乱歩賞を狙って書いたという感じの、気合満々な感じが伝わってくる、そういう意味での力作であることは間違いないのだけれど、残念ながら、自分の趣味には合わなかった、ということだろうか。

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