ディープなテーマを熱く語る! ~ 「密室入門」 (有栖川有栖、安井俊夫 著) 読書感想文

今年の正月は、嘔吐と下痢で体調を崩してしまった。
そのため、ずっと横になっていたのだけれど、それだけでは退屈なので、「積ん読」状態の本を探して、読んでみました。

そのうちの一冊が、この「密室入門」(有栖川有栖、安井俊夫 著)

http://www.amazon.co.jp/%E5%AF%86%E5%AE%A4%E5%85%A5%E9%96%80-%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%9C%89%E6%A0%96%E5%B7%9D%E6%9C%89%E6%A0%96/dp/4840142203/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1357437499&sr=1-3

人気推理作家の(と言いながら、実は読んだことがないのだ(爆)ごめんなさい!)有栖川有栖と、建築家の安井俊夫が、タイトルどおり、「密室」について熱く語り合う本。


目次より

第1章 密室とはいかなるものか
第2章 密室の分類
第3章 密室を建築から考える
第4章 作家が知りたい建築事情
第5章 ミステリと建築の密接な関係
第6章 密室の未来


内容は、かなりディープというか、濃いものがあり、素人の自分にはよく分からないのだけれど、まあ、「気分」を感じられただけでも良いでしょう。実は機械系トリックはあまり好きではないのだけれど。

できれば、具体的な作品名を紹介しつつトリックを示してくれると、もっとわかりやすくなったと思うのだけれど、それは「ネタバレ」という禁じ手か。

いくつか「へぇ」と思うところがある。たとえば、エレベーターの構造など。(138頁の図)

読んでいて随所にディクソン・カーが登場するのだけれど、この人、本当にすごい人だったんだね!
昔、いくつか読んだことがあるのだけれど、翻訳本って、一種独特な読みにくさがあってすぐ挫折してしまうんです。本書を読んで、また読み直してみようかな、という気に、多少はなっているのだ(たぶん、挫折するのだけれど。)。

強調されているのは、日本家屋における密室構成の困難さと、それを克服しようとした「本陣殺人事件」(横溝正史)、「刺青殺人事件」(高木彬光)の斬新さ。
やっぱり、このあたりの作品は、今の視点から見ても、すばらしいということでしょう。

それにしても、「密室」という、こんなに非現実的な「お遊び」の話で、大の大人がこんなに熱くなれるなんて、本当に、面白いよね。



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