大事件をスリリングに描いている。 ~ 「武家と天皇」今谷明 著 をまたも読み返した感想

今谷明「武家と天皇」を読み返してみる。
どうやら、5年前のGWにも読み返したらしく、感想文を書いている。
→ http://pu-u-san.at.webry.info/200805/article_7.html

今回も、この当時の感想文と実は同じ感想であって、

天皇権力・権威を少々買いかぶりしすぎているのではないかという印象も感じるが、全体として大変説得力を感じるのは確かであり、何よりも、「権力者が天皇にならなかったのはなぜか」という難問に正面から取り組もうとしている姿勢には敬服。

といったところか。

やはり、秀吉がなぜ幕府を開かなかったのか(というより、開けなかったのか)、という部分が最も興味深い。

そして、信長が乗り越えられず、秀吉もひれ伏すしかなかった天皇権力・権威に対して、徳川幕府がいかに対処していったのか、その結果として起きた「俄の御譲位」事件がどういう展開をたどったのかを、最初と最後の組み合わせという、非常に効果的な方法でスリリングに描いていく。


結論:やっぱり、面白い本は、面白い。

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