少しも古びていない、わるいやつらの物語 ~ 「けものみち」 松本清張 著 の読書感想文

松本清張「けものみち」を久しぶりに読み直してみた。

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%91%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%A1-%E4%B8%8A-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%BE%E6%9C%AC-%E6%B8%85%E5%BC%B5/dp/4101109699/ref=la_B000APEUWE_1_14?ie=UTF8&qid=1371972080&sr=1-14


これって、最近では米倉涼子が民子役をやったらしいのだけれど、昔、NHKでは名取裕子が演じていたのです。それを見た記憶がかすかに残っている。
それにしても、よくもまあ、あのNHKが、こんなにもアブノーマルな内容の作品をドラマ化したものだ、と感心。

そのくらい、何というのだろう、ここにはとても書けないような、「あっち」方面の話が出てまいりまして(笑)。
いやあ、清張先生、本当にものすごい。

で、「そっち」の話はさておき、本作品は、政界の黒幕である人物とその周りでうごめく「わるいやつら」のお話。
登場人物が、全員悪人なんだもの、救いようがないね。

そのような中、ヒロイン民子は夫殺害の大罪を犯しつつ、黒幕の女中(というかなんというか・・・)になって陰謀の渦に巻き込まれていくわけです。

そして、最後は・・・

このオチは覚えていたのだけれど、そのオチにさらに付随するオチは忘れていて、これはかなり衝撃的。
結局、この世の中は悪人ほどのさばるという、いかにも清張らしいお話でした。

発表後50年たっている作品なのだけれど、少しも古さを感じさせない。それは、単なる社会風俗の表面的な描写にとどまらず、人間の持つ黒い側面をこれでもかこれでもかと突き詰めた筆者の執念が本作品に表れているからでは。



ところでところで。

名取裕子がデビューしたての頃のお話。
うちの奥さんは、名取裕子に似ていると言われたらしいです。
なるほど、確かにそんな感じも・・・・

今の名取裕子はかなり違う感じですけどね。

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